ラブグラは、女性版のバイアグラと呼ばれている医薬品です。
バイアグラと同じ有効成分・シルデナフィルを配合しており、血管拡張作用によって女性の不感症や膣内の渇きを改善します。
・もう少しナイトライフを楽しみたい
と性生活に悩みを抱えている人にピッタリの薬です。
ラブグラの効果
ラブグラは、血管拡張作用によって女性の不感症やオーガズム障害を改善します。
体内の血行が良くなると、女性のクリトリス部分の血流が促進されて感度が高まり、絶頂を迎えやすくなります。
また、感度が上がると濡れやすくなり、膣内に潤いが足りないという人にも適しています。
血管の拡張や収縮には、PDE5という酵素と環状グアノシンリン酸という物質がかかわっています。
環状グアノシンリン酸は、血管を拡張する作用がありPDE5という酵素はその血管拡張を鎮める働きがあるのです。
拡張と収縮を繰り返すことによって、体内のバランスを保っているのです。
ラブグラの有効成分であるシルデナフィルは、PDE5の酵素が働き過ぎているのを抑制して血管拡張がうまくいくように作用します。
そうすることで、性行為時に興奮やドキドキ感を体感できるようになるのです。
この作用は媚薬効果ではないので、勘違いしないようにしましょう!
女性は、エストロゲンというホルモンが減少するとホルモンバランスが乱れて更年期障害のような症状が現れます。
この症状の中には性欲の減退や性交痛があるため、「年齢気にせず性行為を楽しみたい」と思っている人も。
そんな時に役立つのがラブグラなんです。
パートナーとのコミュニケーションを向上させるためにも、役立つ薬といえます!
有効成分が同じなら男性にも効果が期待できる?
ラブグラとバイアグラは有効成分が同じです。
そのため「彼氏と共有すればいいじゃん!」と思っている人もいるはず。
実はその行為NG!
確かにラブグラはバイアグラと同じ有効成分を配合しています。しかし、あくまでも女性のために開発・製造された薬だということを忘れないでください。
バイアグラを女性が飲めないように、ラブグラもまた男性は飲めません。
男女ともにそれぞれ用意される薬を飲むようにしていきましょう。
ラブグラの飲み方
ラブグラは、性行為の1時間前に飲みます。
【ラブグラの飲み方】
服用量 | 2分の1錠~1錠 |
服用のタイミング | 性行為の1時間前 |
服用回数 | 1日1回まで |
ラブグラの最大摂取量は、1回100mgまでです。
しかし、日本人女性の身体は外国人よりも華奢な体型のため、半錠の50mgでも十分に効果を発揮できるといわれています。
また、初めて服用する人はいきなり100mgを飲むのではなく25~50mgから飲むのをオススメされています。
1錠まるまるを飲むのは副作用を顕著に感じる恐れがあります。
もちろん、25~50mgでは効果を実感できなかった場合は、1錠まるまる飲んでみるという手も。
ラブグラを飲む時はいろいろ試行錯誤をしながら飲んでいきましょう。
ラブグラとお酒の関係
テンションを上げるためにデートでお酒を飲むことってありますよね。
しかし、ラブグラを飲む日に限ってはあまりオススメできません。
お酒はラブグラと同じように血流をアップさせる作用があります。
そのため併用をしたり、お酒を飲んですぐラブグラを服用したりすると酔いが回りやすくなってしまいます。
フラフラ状態で性行為に挑みたくはありませんよね。そんな事態を招かないためにも、ラブグラを服用する予定がある日はお酒を控えめにしておきましょう。
ラブグラはグレープフルーツとの相性が悪い!
ラブグラに含まれているシルデナフィルは、グレープフルーツとの相性が最悪です。
グレープフルーツの中に含まれるフラノクマリン酸は、体内に入ってきた薬の成分を長く吸収させようとする働きがあります。
そのため、副作用が強まる危険性があるのです。
女性の中には美容目的で果物を積極的に摂取している人もいるはず。
しかし、ラブグラとグレープフルーツとの相性が悪いので、飲む予定がある日は避けるようにしましょう。
ラブグラの副作用
ラブグラの副作用は以下の通りです。
【ラブグラの副作用】
循環器 | 精神・精神系 | 消化器 | 呼吸器 |
ほてり、動悸、胸痛 | 頭痛、めまい、傾眠 | 吐き気、腹痛、下痢 | 鼻炎、鼻血 |
ラブグラは血管拡張作用があります。
そのため副作用の中でも特に誘発しやすいのは、ほてりや動悸、頭痛です。
体内に入った成分が代謝されるとともに、副作用も消失していきます。しかし万が一、副作用が重症化・長期化しているようであれば、医療機関へかかることをオススメしています。
ラブグラの禁忌事項
ここではラブグラの禁忌事項をチェックしていきましょう。
ラブグラは、他の医薬品と同様に併用してはいけない薬や併用を注意しなければならない薬があります。
・硝酸剤およびNO供与剤
・アミオダロン塩酸塩
・リアシグアト
・チトクロームP4503A4阻害薬
・降圧剤
・α遮断剤
・カルペリチド
ご自身が飲んでいる併用注意薬がある場合は、自己判断でラブグラを服用するのではなく専門医と相談しましょう。
また上記の他にも、そもそもラブグラを服用できない人がいます。
例えば重度の肝機能障害がある、脳梗塞・脳出血、心筋梗塞の既往歴が6ヵ月以内にあるひとはラブグラを飲めません。
ラブグラは海外通販で買う
ラブグラは、海外通販のみで購入できる医薬品です。
国内の医療機関では取り扱いがないため、購入する際にはお悩み宅急便のような海外通販サイトを利用してみましょう。
「海外から医薬品を買うの?」
「違法なのでは?」
と思っている人もいるかと思いますが、実は海外から医薬品を輸入するのは合法なんです。
この購入方法は、日本の厚生労働省が「個人が使用する場合のみ購入OK」ときちんと認可しています。
他人に譲渡したり販売したりするのは違法行為ですが、本人が買って使用する分には違法ではありません。
ただ、とあるサイトの調査によると海外通販を利用しての医薬品購入は偽薬を買ってしまうという危険性があることも判明しています。
購入する際には信頼できる通販サイトを利用するようにしましょう。