カマグラゴールドを飲むと頭痛や胸やけが起きるワケ

バイアグラ・ジェネリックのカマグラゴールドには頭痛と胸やけの副作用があります。

なぜ勃起をサポートする薬なのに、頭痛と胸やけといった副作用を生じるのでしょうか?
人によっては性行為の妨げになるほど頭の痛みや、吐き気を催す場合もあるのだとか。

実は、カマグラゴールドの頭痛や胸やけといった副作用には血管拡張作用がかかわっているのです。

本記事では、カマグラゴールドのようなED治療薬でなぜ頭痛や胸やけを生じるのかをチェックしていきましょう。

※その他の副作用について知りたい方はコチラから。

カマグラゴールドで頭痛が起きるワケ

カマグラゴールド頭痛
なぜカマグラゴールドを飲んだ後に頭痛が起きるのかという謎に迫る前に、まずは頭痛が起きるメカニズムをチェックしましょう。

頭痛は、脳内の血管が拡張して血管のまわりに取り巻いている神経を圧迫します。
神経が圧迫されると炎症状態となり、痛みを感じている神経が炎症状態に反応します。
これが頭痛です。

カマグラゴールドは、血管拡張作用によって男性器の勃起をサポートするパワーがあります。
性器だけの血管を拡張してくれれば頭痛は起きませんが、カマグラゴールドは内服薬です。身体の一部だけに効くというよりは、身体全体に作用します。
そのため血管拡張作用は脳内でも生じ始め、脳内の血管が拡張。
脳内の血管拡張にともなって神経を圧迫し、頭痛のような痛みを感じるのです。

有効成分であるシルデナフィルは、バイアグラと同じ成分。
ED治療薬の中でも、シルデナフィルは頭痛を発症しやすい成分といわれています。
とあるクリニックの情報によるとシルデナフィルやタダラフィル(シアリス)は、頭痛の発症率が11%。
一方バルデナフィル(レビトラ)は、頭痛の発症率が6%をいわれています。

先発薬であるバイアグラと同じ成分を配合しているカマグラゴールドは、同様に頭痛を感じやすい薬といえます。

頭痛は市販薬で対処!オススメの薬

おすすめの頭痛薬
頭痛を感じながら性行為に挑みたいと思っている人はいないはず。
そこでオススメしたいのが市販薬を用いての対処法です。

たくさん併用禁忌や併用注意薬があるカマグラゴールドですが、市販される頭痛薬とは一緒に飲んでもおOK。

たとえばロキソニン、セデス錠、バファリン、イブといった頭痛薬で対処できます。

頭痛薬とカマグラゴールドの効果を発揮する時間帯は似ているため、頭痛が起きてから飲むよりは頭痛が起きる前に併用したほうがいいといわれています。
完全に頭痛を防げるとは言い切れませんが、頭痛薬と併用することによって多少は痛みを軽減したり未然に防いだりできる可能性があります。

普段から頭痛を感じやすい、片頭痛持ちだという人はカマグラゴールドの作用でも簡単に痛みを生じる可能性があるので頭痛薬は事前に準備しておきましょう。

カマグラゴールドで胸やけが起きるワケ

カマグラゴールド胸やけ
カマグラゴールドは、陰茎海綿体平滑筋をゆるめて海綿体への血液量を増やすように働きかけます。
海綿体に血液量が増えることによって、性器内で血液が溜まり勃起したり、硬さを維持したりできるというワケなんです。

この陰茎海綿体平滑筋を緩める際、まれに海綿体以外の平滑筋までもゆるゆる状態にさせてしまうケースがあります。

そもそも平滑筋とは、自律神経内の自分の意志では簡単に動かすことができない不随筋肉を指します。
不随筋肉は胃や食道、小腸、大腸、血管壁に存在しています。
胃にある平滑筋は、食道へと内容物が逆流しないように働いていますが、カマグラゴールドの作用によって胃の平滑筋がゆるゆる状態に。
すると内容物が食道に逆流しようとします。この状態が胸やけや胃食道逆流症、胃部不快感といった症状をもたらすのです。

とあるクリニックの情報によると、バイアグラ50mgを飲んだ人で胸やけを感じた人は511例中50件という結果になったようです。
カマグラゴールドもバイアグラと同じ成分を配合しているため、等しく胸やけを生じるだろうと考えられています。

胸やけへの対処法は?

胸やけに効く薬
吐き気を催しながら性行為には挑みたくないですよね。
そんなあなたにカマグラゴールドの胸やけに対処できるといわれる、胃薬を紹介していきます。

ガスター10、アシノンZ、イノセアワンブロック、ガストール錠です。

上記の薬は、第1類医薬品や第2類医薬品に該当します。
第1と第2医薬品は、どちらも薬剤師が従事している薬局やドラッグストアで購入できます。

病院でも胃薬は処方してもらえますが、「そんな時間はない!」という人は市販薬で対処してみましょう。

ちなみにネットでも購入できますが、第1類医薬品や第2類医薬品を購入する場合はメールを通して薬剤師とやり取りをする必要があるということを覚えておきましょう。

重症化・長期化した場合は無理をせず病院へ

無理せず病院へ
ここまでカマグラゴールドの副作用とその対処法について紹介してきました。

頭痛や胸やけといった副作用は、体内でカマグラゴールドの成分が代謝されると自然と消失するといわれています。
しかし、それも個人差があるので無理をしてはいけません。

「いずれ痛くなくなる」と思いながら我慢する必要はありません。
明らかに時間が経過しているのに痛みが長期化、あるいは重症化していると感じた場合は迷わず病院へかかりましょう。