カマグラゴールドには他の薬と同様に重い副作用があります。
その名も持続勃起症!
プリアピズムという名前なら耳にした事がある人もいるのではないでしょうか。
性欲や性的刺激とは関係なく勝手に勃起している状態が4時間以上続く副作用です。
最悪の場合、早急に手術を行うケースもあり大変危険。
手術が失敗に終わると性器が損傷して、性行為すらままならない器質性の勃起不全になります。
本記事では、そんな持続勃起症について詳しく紹介。
気になっている人はチェックしておきましょう。
※カマグラゴールドの副作用は他にもあります。詳しくはコチラ。
ペニスが壊死?!持続勃起症の怖さ
持続勃起症を成人が発症するのは、大半がED治療薬の服用によるものだといわれています。
他にも鎌状赤血球症や白血病といった血液疾患がある人も、持続勃起症を引き起こしますほとんどが薬物療法によるものなんです。
通常、勃起を起こすためには性的刺激・興奮が必要不可欠です。しかし、持続勃起症はそんなものは関係なしに勃起させませす。
特にカマグラゴールドのような薬を飲んだ後に起こると、「これからなのに勃起してる!」とテンションが上がってしまいますが実は危険な副作用なんです。
持続勃起症による勃起は、大半が強烈な痛みを伴います。
虚血性持続勃起症とも呼ばれるこの疾患は、長時間の勃起と痛みを伴い、放置しておくと性器内の組織がどんどん壊死し始めます。
虚血性とは性器に血が通っていない、つまり血が足りていない状態のことを指します。
人間の身体は血が足りない状態が長時間続くと細胞が生きられず、どんどん壊死していくんです。
・激しい痛みを感じる
・カマグラゴールドを飲んだ後から性器の様子がおかしい
となった場合は、すぐに医療機関へかかってください。
虚血性持続勃起症を発症してから、組織が壊死し始めるまでのタイムリミットは4時間だといわれています。
そのため、2~3時間痛みを感じるようであれば緊急性があるので注意してください。
ペニスが壊死しないケースもある?
上記で述べた持続勃起症は、虚血性持続勃起症でしたが、実はもうひとつ非虚血性持続勃起症という疾患もあります。
非がついているということは、つまり血が通っている状態なのでペニスが壊死することもないといわれています。
勃起もしない・痛みも感じない症状なので、気付きづらいのがネック。
発症後は勃起症害がよくみられるようなので、心配な方はカマグラゴールドを飲んだ後に病院で定期的に検査を受けてみるのをオススメします。
もし発症したら?病院での施術法
痛みを伴う虚血性持続勃起症は、ただちに治療を開始するべき副作用です。
病院ではいったいどのような治療法が行われているのでしょうか?
虚血性持続勃起症の治療では、主に性器内に溜まっている血を注射で吸い出します。
または、生理食塩水を注入したりα受容体作動薬フェニレフリンを性器内へと注射。
この方法が効かない、さらに勃起症状が続いている場合は外科手術が行われます。
外科手術では陰茎海綿体と亀頭の間、または尿道海綿体と別の静脈との間にシャントを作製します。
シャントとは、静脈を動脈につなぎ合わせる手術法で、動脈に流れている血を静脈に流す治療法です。
持続勃起症の治療は、100%うまくいくとはいいえません。
不成功に終わる結末も。
注入治療、外科手術がうまくいかなかった場合は器質性勃起不全となる恐れがあります。
カマグラゴールドを飲んだ後に持続勃起症の症状が現れたら、その日の性行為は諦めてすぐにでも医療機関へかかるようにしましょう。
【番外編】もう1つの重篤な副作用、NAIONとは?
ここでは番外編でもう1つの重い副作用であるNAIONについて、少し紹介していきます。
NAIONとは、カマグラゴールドを飲んだ後に視力が急激に低下したりまったく見えなくなったりする副作用です。
人によっては視覚異常といった、視界が青みがかるケースも。
NAIONの正式名は、非動脈炎性前部虚血性視神経症です。
こちらも「虚血」がついているということは、持続勃起症と同じように目の周りにある後毛様体動脈部に十分な血液が行きとどいていない状態です。
カマグラゴールドを飲んだ後に目や視力が低下していると感じた場合は、そのまま放置してはいけません。
かならず眼科にかかり、専門医による診察を受けましょう。
怖い副作用もあるけど発生頻度は不明!
ここまで持続勃起症やNAIONといった重い副作用の怖さを紹介してきましたが、過度に不安を抱える必要はありません。
というのもこの2つの副作用の発生頻度は、不明なんです。
飲んだ後に100%の確率で発症するものでもなく、生涯このような副作用を感じずにED治療薬を飲み続ける人も。
ただ、知っておいては損はない情報なのでカマグラゴールドを服用した後に身体の異変を感じた時はすぐに医療機関へかかることをオススメします。