プレドニゾロンクリームは、アトピー性皮膚炎に有効な軟膏タイプの医薬品です。
アトピー性皮膚炎の他、アレルギー症状や関節リウマチなどの症状を緩和する作用が期待できます。
国内で処方されている外用薬と同様に、プレドニゾロンを0.5%配合しています。
ステロイド薬ですが、外用薬の強さでは第5群に入るため副作用が軽減されているという特徴があります。
プレドニゾロンクリームの効果
プレドニゾロンクリームは、アトピー性皮膚炎やアレルギー症状、関節リウマチの症状を緩和する外用薬です。
アトピー性皮膚炎の原因である、免疫機能の過剰反応を抑制して痒みを緩和します。
抗炎症作用や免疫作用で湿疹・かぶれといった皮膚炎症の原因となる、PGやアライドン酸の働きを抑えて症状を治療します。
アトピー性皮膚炎の患者を対象とした約半年間の臨床試験では、80%ほどの人に病変の改善が見受けられており、有効性を証明しています。
また10年間にも及ぶ長期の臨床試験でも同様の結果が見られていて、炎症の再発もほとんどみられなかったということが判明しています。
ステロイド外用薬は、Strongest(最も強い)からWeak(弱い)の5段階に分類されます。
プレドニゾロンクリームに配合されているプレドニゾロンは、Weak(弱い)に分類されるため副作用を心配する必要もなく使用できます。
※プレドニゾロンクリームは皮膚感染症による湿疹・皮膚炎には使用できません。
プレドニゾロンクリームの使い方
1日に1回または複数回、患部に直接ぬってください。
塗布する量は症状によって調整しましょう。
一度にたっぷり塗るのではなく、少量を薄くのばしながら塗布しましょう。
プレドニゾロンクリームを塗布した患部にラップを使って密封することで、成分の吸収を促進できます。
プレドニゾロンクリームの副作用・注意事項
プレドニゾロンクリームの副作用
過敏症や下垂体、副腎皮質系機能、皮膚の感染症などです。
重篤な副作用として、眼圧亢進や緑内障、白内障といった症状を発現する恐れがあります。
副作用が重症化・長期化していると感じた場合は、すぐに使用を中止して医師による診察を受けてください。
プレドニゾロンクリームの併用禁忌薬
デスモプレシン酢酸塩水和物との併用は、低ナトリウム血症を発現する恐れがあります。
プレドニゾロンクリームの併用注意薬
バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシン、フェノバルビタール、アスピリン、アスピリン・ダイアルミネート、サザピリン、抗凝血剤、アセトヘキサミド、利尿剤、活性型ビタミンD3製剤、シクロスポリン、マクロライド系化合物、非脱分極性筋弛緩剤、キノロン系抗菌剤などがあります。
使用してはいけない人
細菌、真菌、スピロヘータ、ウイルス皮膚感染症、動物性皮膚症疾患がある、プレドニゾロンやプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルに対して過敏症の既往歴がある、鼓膜に穿孔のある湿疹性外耳道炎の人、ベーチェット病を除く潰瘍または第2度深在性以上の熱傷・凍傷がある人は使用できません。
プレドニゾロンクリームの口コミ
アトピーが再発してしまい、腕中が痒くて大変でした。とてつもなく荒れているという状況でもありませんが、悪化する前にと思いプレドニゾロンクリームを注文。
さっそく薄くのばしながら使ってみましたが、痒みもスッとなくなったし5日程度で皮膚が綺麗になりました。
ラップで密閉したから余計吸収が早かったのかも?
とっても嬉しいです。
プレドニゾロンクリームは冬によく使っています。冬は皿洗いするだけですぐに手が痛みます。一番弱いステロイド剤なので、塗るのを辞めた後も炎症が再発するなんてことも起きません。
飲食業をパートで働いているので、さらに手が荒れる時にもお世話になっています。