できもの
できものとは、皮膚にできる腫瘍やしこりをいいます。
体のどこにでもできやすいく、良性のしこりから悪性のしこりまであります。
悪性のしこりは皮膚がんと呼ばれます。
にきび
ニキビとは、皮脂が毛穴に溜まりそれをエサにして増殖したアクネ菌によって起こる炎症です。
白・黒・赤・黄の順で症状が悪化していきます。
内服薬が外用薬により炎症を抑えたりアクネ菌を殺菌したり、皮脂に分泌を抑えることで症状を改善できます。
イボ
イボにはウイルス性にものと紫外線によるものがあります。
ウイルス性のイボは傷口から体内へと侵入してイボを作ります。イボに触れた手で別の箇所を触るとそこにもイボができやすくなってしまうため注意が必要です。
紫外線によるイボは長年の紫外線が蓄積されて長い年月をかけてつくらます。
ウイルス性のイボは皮膚の免疫を高めることで改善でき、紫外線によるイボは普段からの紫外線対策によって防げます。
魚の目・たこ
圧迫や摩擦といった刺激を受けることで発症します。
サイズの合っていない靴を履くことで足が刺激を受けて皮膚を厚くし、魚の目・たこを作ります。
患部の皮膚を柔らかくして徐々に厚くなった皮膚を削り取っていくことで治します。削った患部の保湿を忘れないようにしましょう。
粉瘤
皮膚の下に袋状のものが作られ、そこに垢や皮脂が溜まることでできます。
溜まった汚れによって皮膚が赤く腫れ、痛みを伴うこともあります。
症状が軽度な場合は構成物質によって症状を緩和していきますが、重度な場合は外科的手術により患部を切除します。
脂肪腫
皮膚の下にできる脂肪の塊を指します。脂肪腫は良性腫瘍で、通常痛みはありません。
体のどこにでもできる腫瘍ですが、命にかかわることはないため放っておいても問題ありません。
しかし腫瘍が目立ったり腫瘍により圧迫を受けて痛みを感じる場合は外科的手術によって切除することがあります。
ほくろ
ほくろは黒色色素を作るメラニン細胞が変化して母斑細胞となり増殖したものです。
良性腫瘍であるため生活に支障がなければ処置をしなくても大丈夫ですが、場合によっては外的刺激によりほくろが剥がれ血がでたり、ほくろに似た悪性腫瘍の可能性があります。
気になるようなら一度病院で診察を受けて切除しましょう。
血管腫
血管が拡張したり増えることでできる腫瘍です。
レーザー照射によって緩和していくことが多く、他にも薬物療法や外科的切除、硬化療法などがあります。
石灰化上皮腫
皮膚が石灰のように硬くなる皮下腫瘍です。
基本的には皮膚が硬くなる以外の症状はありませんが、場合によっては押すと痛みを生じることがあります。
石灰化上皮腫は医薬品やレーザーといった一般的治療では改善しません。
外科的手術による切除しか方法はありません。