小手術

小手術

小手術では、ほくろやイボ、粉瘤、石灰化上皮腫といった皮膚疾患の切除を行います。
手術といっても入院する必要はなく、日帰りです。

腫瘍が悪性か良性かによって切除する範囲が異なるため、事前に調べます。
悪性・良性の判断がつきにくい腫瘍については、腫瘍の一部または全部を取り除き病理組織検査を行います。

手術の手順
1、初診
診察や検査によって腫瘍の状態を確認します。
検査は採血や腫瘍に応じた検査です。
手術の実施を判断した場合は、手術日の調整や同意書の記入を行います。
2、再診
手術日まで診察や治療を行います。
腫瘍の状態や病理組織検査の結果によっては手術日が前後する場合があります。
3、手術
手術当日は、実施前に診察を行います。
手術は局部麻酔または全身麻酔を使用します。
4、手術後の再診
手術の翌日、翌々日、1週間後、1~3ヶ月後ほどと術後の経過観察とともに再診を行います。
術後は痛みが見られることがあるため、痛み止めを処方して痛みを和らげます。
手術時に縫合した場合は1週間前後で抜糸を行います。

ほくろ

局部麻酔を行って切除します。
切除方法は3つ。
1つ目は突出した部分のミノキシジルを削り落す方法。
2つ目は紡錘形に切除して縫合する方法。
3つ目は大きく切除したあとに縫合はせず、ゆっくりと傷を治していく方法です。
ほくろの大きさや深さによって切除方法の提案は変わります。

粉瘤

皮膚の下に垢や皮脂が溜まってできるしこりです。
時間が経つにつれて大きくなり化膿してしまうこともあるため、早めの切除が必要です。
化膿した場合は、軽度であれば構成物質による治療を選択しますが、症状が重ければ切開して膿を排出します。
このとき、粉瘤を全部取り除くことをオススメします。

石灰化上皮腫

皮膚が石灰のように硬くなる腫瘍です。
内服薬やレーザーでは完治できないため、治療法は切除のみです。
時間が経つほど大きくなるため、腫瘍が小さい時に取り除くことをオススメします。

イボ

イボの数や大きさ、場所によって手術方法が異なります。
凍結と融解をくりかえして皮膚の表面組織を破壊しイボを取り除く冷凍凝固療法や、外科的手術によって取り除く手術療法、炭酸ガスレーザーによってイボを削り取る炭酸ガスレーザー療法などがあります。

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